世界大百科事典(旧版)内の名神大社の言及
【式内社】より
…起源は不詳であるがおよそ7世紀末の白鳳期ころからとみられ,しだいに数を増して,10世紀の延喜ころまでにそのような数になったものとみられる。神祇官が奉幣しまつる官幣社と,国司が奉幣しまつる国幣社とがあり,それぞれ大,小にさらに区分され,また大に名神大社(みようじんたいしや)と大社とがあった。その数をあげると,官幣大社304座・198所(名神大社124座・74所,大社180座・124所),官幣小社433座・375所,国幣大社188座・155所(名神大社161座・129所,大社27座・26所),国幣小社2207座・2133所となる。…
【名神】より
…また同式巻九,十の神名(じんみよう)帳には,全国3132座(2861社)のうち〈名神大〉と注記がある神社は224社(306座)あって,前者の社数,座数と多少のずれがある。これら名神大社は,官幣と国幣の大社に限られていた。【薗田 稔】。…
※「名神大社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」