君山(読み)くんざん

精選版 日本国語大辞典 「君山」の意味・読み・例文・類語

くん‐ざん【君山】

中国湖南省岳陽県西南、洞庭湖中にある山。湘妃の廟や崇勝寺などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の君山の言及

【大佐[町]】より

…町域内には刑部(おさかべ),田治部など古代の〈御名代〉に由来する集落名が残っている。中心集落の小阪部や北部の大井野,君山は山陰と山陽を結ぶ交通の要地にあった旧宿場町で,明治初期まで家畜市が開かれていた。農林業が基幹産業で,大佐山中腹には県和牛試験場がある。…

【洞庭湖】より

…《荘子》天運篇に〈黄帝が咸池(かんち)という楽曲を洞庭の野で演奏した〉という記述がみえることから推せば,当時の人々にとって〈洞庭〉という語は,天地の間にひろがる大広場のようなものとしてイメージされていたのかもしれない。魏晋南北朝時代に入ると,洞庭湖の周辺に洞庭すなわち大洞窟があると信じられるようになり,君山(洞庭湖中にある名山)も洞庭山と呼ばれた。のみならずこの洞窟は,はるか東方の呉の太湖(江蘇省)にあるという洞窟と地底の道によって結ばれているとされ,太湖中の包山も洞庭山と呼ばれるようになった。…

※「君山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android