…町域内には刑部(おさかべ),田治部など古代の〈御名代〉に由来する集落名が残っている。中心集落の小阪部や北部の大井野,君山は山陰と山陽を結ぶ交通の要地にあった旧宿場町で,明治初期まで家畜市が開かれていた。農林業が基幹産業で,大佐山中腹には県和牛試験場がある。…
…《荘子》天運篇に〈黄帝が咸池(かんち)という楽曲を洞庭の野で演奏した〉という記述がみえることから推せば,当時の人々にとって〈洞庭〉という語は,天地の間にひろがる大広場のようなものとしてイメージされていたのかもしれない。魏晋南北朝時代に入ると,洞庭湖の周辺に洞庭すなわち大洞窟があると信じられるようになり,君山(洞庭湖中にある名山)も洞庭山と呼ばれた。のみならずこの洞窟は,はるか東方の呉の太湖(江蘇省)にあるという洞窟と地底の道によって結ばれているとされ,太湖中の包山も洞庭山と呼ばれるようになった。…
※「君山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
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