世界大百科事典(旧版)内の君臣佐使説の言及
【方剤】より
…その後,他の薬との配合の可否についての知識が蓄積されて《雷公薬対》などの書が著された。六朝時代の君臣佐使説はこの考えの応用と考えられ,主薬の作用を強めたりするために補助薬を配合すべきであるとしている。本草書に書いてある寒熱,甘鹹などの気味は,古代にどの程度考慮されたかは明らかでないが,金・元時代には経絡(けいらく)との関係や五行説とともに重視され,処方はこれらの性質に従って構成すべきであるとされた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」