吸収端(読み)きゅうしゅうたん

最新 地学事典 「吸収端」の解説

きゅうしゅうたん
吸収端

absorption edge

ある元素によるX線の破収はX線の波長関数で,一定の波長の所で不連続的に吸収が変化する。この波長をその元素の吸収端という。これは光電効果によりX線の光量子原子に吸収され,電子軌道の軌道間遷移が生じるのに必要なエネルギーに等しいエネルギーをもつX線の波長に相当する。K殻,L殻などから遷移するエネルギーに対応しK吸収端,L吸収端などが存在

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の吸収端の言及

【X線】より

…一般に吸収係数μはX線の波長λが短いほど,つまり振動数νが大きいほど減少するが,波長と吸収係数の関係を示すグラフ(図)を見ると,特定の波長のところでμが急に大きくなって不連続になっていることがわかる。これは吸収端と呼ばれ,原子核の周囲にある電子が,外側の軌道にちょうど移れるだけのエネルギーをX線からもらって自由電子(光電子)としてふるまうようになることに対応する。その電子がK殻にあった電子であれば,この不連続はK吸収端と呼ばれる。…

※「吸収端」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む