世界大百科事典(旧版)内の吸水きょの言及
【暗きょ排水(暗渠排水)】より
…近年,水田への畑作物の導入にあたってはとくに重要な排水手段となっている。暗きょ排水は,重力で降下する水を,地下約60~120cmの深さに埋設した吸水管(この管と埋設してある溝を含めて吸水きょと称する)に集めて行う(図)。古くは竹,石礫(せきれき),そだ(粗朶),土管などが吸水きょに敷設されたが,現在では1.5~数mmの穴または細いスリットが多数ある塩化ビニル管,ポリエチレン管,コルゲート管,網状管,土管など各種の吸水管が用いられる。…
※「吸水きょ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」