吸虫綱(読み)きゅうちゅうこう

世界大百科事典(旧版)内の吸虫綱の言及

【扁形動物】より

…自由生活するナミウズムシ(プラナリアの1種),寄生性のジュウケツキュウチュウ(住血吸虫),カンテツ(肝蛭),カギサナダなど約1万7000種ほどが知られており,寄生性の種類で人間や家畜に種々の病気を起こさせるものも多い。 扁形動物は渦虫綱,吸虫綱,単生綱,条虫綱の4綱に分けられるが,ウズムシ類が原始的で基本的な体制をもち,それらのうちのあるものが寄生生活にしだいに適応してキュウチュウ類を生じ,さらに寄生生活に適応性が進んだのがジョウチュウ類と考えられている。扁形動物がどのような動物から生じたかについては,まだ定説はないが,腔腸動物のプラヌラ幼生から生じたという説と,原生動物の多核繊毛虫類の細胞分化によって,渦虫綱の無腸類のようなものが生じたという説とがある。…

※「吸虫綱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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