吾妻錦絵(読み)あづまにしきえ

世界大百科事典(旧版)内の吾妻錦絵の言及

【錦絵】より

…浮世絵の多色摺り木版画の総称。1765年(明和2)俳諧を趣味とする江戸の趣味人の間で絵暦の競作が流行,これに参加した浮世絵師鈴木春信(1725‐70)が彫師,摺師と協力して技術を開発,〈吾妻錦絵〉と名づけて商品化した。版木に刻み付けた見当(けんとう)を合わせて,多くの色を正確に摺り分け,錦のように華やかで美しいいろどりが加えられた。…

※「吾妻錦絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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