吾田(読み)あがた

世界大百科事典(旧版)内の吾田の言及

【日南[市]】より

…市域西部には古第三紀の鰐塚(わにつか)山地,海岸近くには新第三紀の鵜戸(うど)山地があり,鰐塚山地から南東方向へ広渡(ひろと)川が流れ沖積地を形成する。市制時に合体した旧町の飫肥(おび),吾田(あがた),油津(あぶらつ)にそれぞれ市街地が発達し,広渡川の河谷に通じる日南線と国道222号線によって結ばれている。飫肥は藩政時代飫肥藩伊東氏の城下町で,現在は商業地区であるが,城跡を中心に古い町並みを残し,伝統的建造物群保存地区に指定されている。…

【薩摩国】より

…和銅2年(709)6月条に薩摩・多褹両国司とみえ,10月条に薩摩隼人郡司已下188人入朝とある。薩摩半島南部吾田(あた)の地名は薩摩以前の総称にも用いられ,住人は阿多隼人(はやと)と呼ばれたが,後には薩摩隼人,甑隼人の称が頻出し,朝廷への上番の制も整えられた。《和名抄》によれば薩摩国は出水(いつみ),高城(たかき),薩摩,甑島(こしきしま),日置(ひおき),伊作(いさく),阿多,河辺(かはのへ),頴娃(えの),揖宿(いふすき),給黎(きひれ),谿山(たにやま),鹿児島(かこしま)の13郡を管し,《延喜式》も同様13郡をあげる。…

※「吾田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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