呉元甫(読み)ごげんぽ

世界大百科事典(旧版)内の呉元甫の言及

【髑髏】より

…ヘロドトスはスキタイ人が敵や近親者のどくろを眉の下で切り,その外側に牛の生皮を張るなどして杯とした話を伝え(《歴史》第4巻),大プリニウスもドニエプル川の北方にどくろ杯を使用する部族がいること(《博物誌》第7巻)や,癲癇(てんかん)の治療には夜間に泉からくんだ水をどくろに入れて飲ませれば効くこと(同第28巻)を記している。中国には西域の月氏の王の頭蓋骨で血を飲んだ話(《漢書》匈奴伝)とか,どくろ杯を常用した元の呉元甫の例がある。6世紀後半,ランゴバルド族の王アルボインは,王妃ロザムンデに殺害した彼女の父のどくろ杯を与えた。…

※「呉元甫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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