呉廷颺(読み)ごていよう

世界大百科事典(旧版)内の呉廷颺の言及

【篆刻】より

…この石章独特の美を開いた刻風は後世に大きな影響を及ぼしている。〈鄧派〉の鄧石如は清朝第一と評された書法上の造詣により,その刻印は剛勁渾朴,豊満円潤で一派を創始し,その弟子の呉廷颺(ごていよう)(熙載)は碑版の源流に対して深く研究し,それに見られる刀法を刻印にまじえて流麗優雅な篆刻の新天地を開いて,印壇の老化現象を改めた。 清代後期,各派それぞれがマンネリ化したとき,趙之謙が出て,鄧派・浙派を兼ねて学ぶとともに,篆刻の領域を秦・漢・六朝の諸文字資料にまで広げた。…

※「呉廷颺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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