周波数分割多重方式(読み)しゅうはすうぶんかつたじゅうほうしき

ASCII.jpデジタル用語辞典 「周波数分割多重方式」の解説

周波数分割多重方式

アナログ回線の伝送周波数帯域を、複数の狭い帯域のチャンネルに分割して、それぞれを独立させた通信チャンネルとして使う技術のこと。テレビラジオ放送でも周波数分割多重が採用されており、総務省から割り当てられた無線周波数帯域を利用している。FDDとも呼ぶ。

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世界大百科事典(旧版)内の周波数分割多重方式の言及

【遠隔測定】より

…この方式にもっとも向いているのは,ディジタル信号の特質として記憶が容易なPCMである。もう一つの多重方式は,周波数帯域を複数の部分的な周波数帯域に分割して,そのおのおのにより複数の信号を同時に伝送する周波数分割多重方式であり,パルス周波数変調(PFM)およびFMに対して採用されている。FM‐FM無線テレメーターの標準方式では,370~430Hzから64.750~75.250kHzまで等比級数的に不等間隔の18分割が行われており,最高周波数成分の周波数が高い測定量に対しては帯域幅の広い副搬送波が用いられる。…

※「周波数分割多重方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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