世界大百科事典(旧版)内の《味気ない答え》の言及
【レーマン】より
…ケンブリッジ大学卒業。少女期の不安定で繊細な,うち震えるような感受性を美しく香気豊かに描き出す作風をもち,処女作《味気ない答え》(1927)はその典型的なものである。《ワルツへの招待》(1932),《街の気候》(1936)は連作で,女主人公オリビアの18歳の無垢さと,10年後に結婚生活に傷つき離婚した経験とが描かれ,明と暗の対照,無垢と経験の照応がみごとである。…
※「《味気ない答え》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」