呼子氏(読み)よぶこうじ

世界大百科事典(旧版)内の呼子氏の言及

【呼子[町]】より

…呼子浦の初見史料は1314年(正和3)4月16日の鎮西裁許状(《有浦文書》)で,1228年(安貞2)に松浦荘内の田地を〈呼子浦遊君冝香〉なる者に売却したことを示す記事が見える。鎌倉時代の呼子は石志氏,佐志氏,波多氏などの支配下にあったが,南北朝時代に波多氏の一族が呼子氏を称するようになり,豊臣秀吉によって波多氏が滅亡させられるまで,呼子氏による支配が続いた。《海東諸国紀》によれば,呼子氏は朝鮮に歳遣船を派遣して交易を行っており,朝鮮・中国側では呼子を倭寇の根拠地と見なしていた。…

※「呼子氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android