和佐氏(読み)わさうじ

世界大百科事典(旧版)内の和佐氏の言及

【和佐荘】より

…歓喜寺には古文書約200通が伝来し,なかでも1327年(嘉暦2)の下村公文(くもん)得分注文(とくぶんちゆうもん)は多種の公事(くじ)・夫役(ぶやく)が列挙されていて著名である。下司(げし),公文,惣追捕使(そうついぶし)などの荘官にはいずれも開発領主と思われる大伴氏一族が任ぜられており,彼らは室町期には和佐氏を称し,守護畠山氏の被官となっている。当荘の水田の大部分は宮井用水によって灌漑されるため,1433年(永享5)には日前国懸(ひのくまくにかかす)神宮との間に激しい用水相論が起こっている。…

※「和佐氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android