和束荘(読み)わづかのしょう

世界大百科事典(旧版)内の和束荘の言及

【和束[町]】より

…元弘の乱の際,後醍醐天皇はいったんは〈和束ノ鷲峰山〉に逃れたが〈余リニ山深ク里遠シテ,何事ノ計略モ叶マジキ処〉なので,さらに笠置に遷幸したという(《太平記》巻二)。室町時代には北野社領和束荘もあった。江戸時代初期,和束郷14ヵ村は将軍徳川秀忠の娘和子(東福門院)が後水尾天皇の中宮となったことにより化粧料として献上され,禁裏御料として明治維新に至った。…

※「和束荘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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