世界大百科事典(旧版)内の和道流の言及
【空手】より
…一つは俊敏で飛燕(ひえん)のような感じのするもので,軽捷(けいしよう)機敏の早業を習得するのに適し,一つは素朴な中に重厚で雄大な感じのするもので,体力を練り筋骨を鍛えるのに適する。前者は松濤館流,糸東流,和道流(首里手系)に属し,後者は剛柔流(那覇手系)に多く見られる。おもな形として,首里手系には,平安(ピンアン),内畔戦(ナイハンチン),鉄騎(てつき),公相君(クーシヤンク),観空(かんくう),王輯(ワンシユウ),燕飛(えんぴ),陳闘(チントウ),岩鶴(がんかく),鷺牌(ローハイ),明鏡(めいきよう),抜塞(パツサイ),半月(セーシヤン),十手(ジツテ),慈恩(ジオン),壮鎮(ソウチン),雲手(ウンシユ),珍手(チンテ),二十四歩(ニーセーシー),五十四歩(ウーセーシー),白虎(パイクウ),黒虎(ヘイクウ),二十八歩(ニーパイポ),阿南(アーナン)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」