唐物台子(読み)からものだいす

世界大百科事典(旧版)内の唐物台子の言及

【台子】より

…台子自体も,南浦(なんぽ)紹明によって中国禅院で使用されたものが持ち帰られ,大徳寺に伝来するとされていた。《南方録》に,〈大台子,東山殿ニハ唐台三ツマデ御所持アリシカドモ,ハヾ・長サカネニ合タルハ一ツト紹鷗ノ覚書ニアリ,所々台子ヲ用ラルルニハ,日本ニテ能阿弥好ニテ,カネヨクコシラヘラレント〉とあって,〈唐物台子〉(唐台)から〈和物台子〉の成立したことを示している。唐物台子(真台子)が黒漆(真塗四本柱,蒔絵)であるのに対し,桐の白木,四本竹柱による〈竹台子〉,さらに炉専用の二本柱にした〈及台子〉としだいに和様化が進むのである。…

※「唐物台子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む