世界大百科事典(旧版)内の商業劇団の言及
【劇団】より
…このように西欧や日本の近世の劇団は,劇場に従属する商業的劇団の傾向をもっていた。 しかし19世紀末になると,スター中心の座頭制度,長期間興行のロングラン・システムなど,芸術性よりも経済性追求の商業劇団に対する批判から,芸術優先の劇団制が新たに再生した。まずドイツ,マイニンゲン市のゲオルク2世が1860年に組織した〈マイニンゲン一座〉は演技アンサンブルの重要性を強調し,写実的装置の確立をはかり,近代演劇の先駆となった。…
※「商業劇団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」