善妙(読み)ぜんみょう

世界大百科事典(旧版)内の善妙の言及

【華厳縁起】より

…鎌倉時代初頭に南都の古宗である華厳宗を復興した高山寺の明恵は,2人の祖師を深く尊崇し,みずからこの物語をつくり,側近の画家に描かせた。義湘絵は入唐した義湘に対する美女善妙の献身的な愛を中心とし,唐土で教学を修め帰国する義湘を追う善妙が最後に海中に身を投じ,巨大な竜に変じて義湘の船を守護する場面はドラマティックな流動感にあふれている。一方,元暁絵は,悟るところがあって渡唐途中で引き返し,山中や市井に自適して修行する元暁の行状を描く。…

※「善妙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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