喜八物(読み)きはちもの

世界大百科事典(旧版)内の喜八物の言及

【浮草物語】より

小津安二郎監督の1934年松竹蒲田作品。《出来ごころ》(1933)に次いで坂本武が喜八という名の主人公を演じ,これに次ぐ《東京の宿》(1935)とともに〈喜八物〉と呼ばれる。1931年の五所平之助監督の《マダムと女房》以来,監督たちは次々とトーキーを目ざし,当時もっとも多くトーキー作品を作っていた松竹蒲田撮影所であったが,小津はかたくなに34年のこの作品まで完全なサイレントに固執した。…

※「喜八物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android