喜八物(読み)きはちもの

世界大百科事典(旧版)内の喜八物の言及

【浮草物語】より

小津安二郎監督の1934年松竹蒲田作品。《出来ごころ》(1933)に次いで坂本武が喜八という名の主人公を演じ,これに次ぐ《東京の宿》(1935)とともに〈喜八物〉と呼ばれる。1931年の五所平之助監督の《マダムと女房》以来,監督たちは次々とトーキーを目ざし,当時もっとも多くトーキー作品を作っていた松竹蒲田撮影所であったが,小津はかたくなに34年のこの作品まで完全なサイレントに固執した。…

※「喜八物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android