嘉南大圳(読み)かなんたいしゅう

世界大百科事典(旧版)内の嘉南大圳の言及

【台湾[省]】より

…このうち桃園大圳(たいしゆう)は台北盆地の西にひろがる桃園台地に設けられた水路で,これは台北市の南西52km,北流する淡水河が桃園台地によって行く手をさえぎられ,東へ流路を変える石門にダムをつくり,これを台地上に導いて溜池に給水するものである。嘉南大圳は台湾南部を西流する官佃渓上流の烏山頭に高さ55m,長さ1.3kmのダムをつくり,山をへだてた曾文渓の水をトンネルで取り入れるもので,1920年に着工し,30年に完成した。ダム湖は谷にそって樹枝状に広がるので珊瑚潭ともよばれ,現在観光地にもなっている。…

※「嘉南大圳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む