四史(読み)しし

世界大百科事典(旧版)内の四史の言及

【三国志】より

の3国が鼎立した3世紀の歴史をあつかう正史。《史記》《漢書》《後漢書》とあわせて〈四史〉とよばれる。〈魏志〉30巻,〈蜀志〉15巻,〈呉志〉20巻。…

【四史運動】より

…中国,1962年に始められた農村と都市における社会主義運動の一環としてすすめられた,〈家の歴史〉〈村の歴史〉〈人民公社の歴史〉〈工場の歴史〉など四つの歴史を書く運動。大学・専門学校の教員や学生,機関のスタッフなどを大量に動員して農村や工場に下ろし,彼らが当地の年輩のものにむかって調査をすすめる方法で,多くの四史が書かれた。その目的は,階級闘争の歴史を掘りおこし次の世代を教育する,というものであったが,そこには,新中国成立後の歴史,とりわけ毛沢東の指導下にすすめられ失敗に終わった58年の大躍進政策をどう評価するかをめぐって尖鋭な対立がからんでおり,四史運動は結局中途はんぱに終わり,問題は文化大革命へと持ちこされていった。…

※「四史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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