世界大百科事典(旧版)内の四放サンゴの言及
【サンゴ(珊瑚)】より
… サンゴ礁を形成しないジュウジキサンゴやニホンキサンゴなどは水温が低い海底にも産し,これらが群集をつくると天然魚礁になり,この場所で刺網,はえなわや一本釣りなどの漁業が行われる。サンゴ礁【今島 実】
【化石】
一般にサンゴと呼ばれているものの中で,化石として知られているグループには,ヒドロ虫綱に属するヒドロサンゴ類(アナサンゴモドキなど),花虫綱に属する床板サンゴ類,四放(四射)サンゴ類,六放(六射)サンゴ類および八放(八射)サンゴ類がある。この中で地質学的,古生物学的にとくに重要なのは,床板サンゴ類,四放サンゴ類および六放サンゴ類の三つのグループで,時代決定に有効な示準化石,あるいは温暖な環境を示唆する示相化石として役だつ種属が多く含まれている。…
※「四放サンゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」