四条河原細工丸(読み)しじょうがわらさいくまる

世界大百科事典(旧版)内の四条河原細工丸の言及

【細工】より

… 一方,南北朝期に入ると,〈裏無〉(草履)を所役()として祇園社に属し,ときに処刑された人の首を処理する〈河原細工〉が現れる(《八坂神社記録》)。〈四条河原細工丸〉あるいは単に〈細工丸〉といわれることのあったこれらの人々は,河原者とも重なっていた。また室町時代の奈良においても,興福寺一乗院・大乗院に属し,板上利(金剛草履)を課役として負う〈細工座〉があり,板金剛座とも〈両座ノエムタ〉ともよばれ,〈上利は河原者の沙汰〉といわれている点から,この細工が河原者に重なることはまちがいない(《大乗院寺社雑事記》)。…

※「四条河原細工丸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む