世界大百科事典(旧版)内の四行八門制の言及
【町割】より
…これら古代宮都は,中国の都城制にならった計画都市であり,条坊制による整然とした町割が,形の上では成立していた。平安京の大路・小路の碁盤目状の道路によって区切られる,40丈(約120m)四方の街区は〈町(まち)〉と呼ばれ,1町ないし数町まとめて貴族邸宅の敷地となる場合もあるが,庶民居住部分では,四行八門制と呼ぶ南北通りのみに面する敷地割が行われていた。この敷地割が中世になるとくずれ,一つの街区が四つの面からなる四面町に移行する。…
※「四行八門制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」