回盲口(読み)かいもうこう

世界大百科事典(旧版)内の回盲口の言及

【大腸】より

…大腸の存在する位置は,右下腹部に始まり(盲腸),右側腹部を上方にすすんで(上行結腸),肝臓の下面で左方へ屈曲し(右結腸曲),そこから腹腔の上部を胃の大彎(だいわん)に沿って十二指腸の前面を左方へすすみ(横行結腸),脾臓の前下部で下方へ再び屈曲して(左結腸曲),左側腹部を下方へ向かい(下行結腸),左下腹部に達したのち,S状にうねりながら(S状結腸),下腹部中央から下行して(直腸),肛門に達する。 回盲口は回腸と大腸の境界部で,回腸末端が少し大腸腔内に突出して高まりをつくっている。その形状は種々であるが,基本的には上下2枚の唇状突起となって回盲弁を形成し,大腸の内容物が回腸へ逆流するのを防いでいる。…

※「回盲口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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