世界大百科事典(旧版)内の回転ピストンエンジンの言及
【ピストンエンジン】より
…ピストンエンジンはピストンの往復運動を回転運動に変換するためのピストン‐クランク機構を必要とし,回転型機関に比べて重量や振動の面では性能的に劣るが,小出力のものから大出力のものまで,高効率のものを比較的容易にかつ安価に製造でき,また取扱いも容易なため,原動機の中ではもっとも広く用いられている形式である。 かつて航空機用に使われた星型機関のうち,機関本体が回転する構造のものを回転ピストンエンジンと呼ぶこともあるが,これもピストンはシリンダー内を往復運動しており,往復ピストンエンジンであることに変わりはない。一方,三角おむすび型の回転子をもつワンケルエンジンなどを,回転ピストンを有する機関の意味でやはり回転ピストンエンジンと呼ぶことがある。…
※「回転ピストンエンジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」