世界大百科事典(旧版)内の回転プリズム式カメラの言及
【高速度写真】より
…いわゆる高速度撮影とか超高速度撮影と呼ばれている手法であるが,通常のシネカメラのようにフィルムを間欠的に移動させて撮影するかき落し式では,撮影速度は1秒当り1000コマ(1000f/s)が最高で,これ以上の速度を得るためには以下のような特殊なカメラや装置が利用される。
[回転プリズム式カメラ]
フィルムを連続的に巻き取り,回転プリズムによってフィルムに合わせて像を移動させるもので,100m/s近くの巻取速度が可能で,16mm長尺フィルムで104f/sが得られる。これを16f/sで映写すれば,時間は104/16=625倍に引き伸ばされることになる。…
※「回転プリズム式カメラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」