世界大百科事典(旧版)内の囲蛹の言及
【さなぎ(蛹)】より
…鞘翅(しようし)目,撚翅(ねんし)目,膜翅目など完全変態昆虫の下等なものに多く,とくに半翅目コナジラミ上科のさなぎは原始的な形質が認められ,さなぎの起源的なものと考えられている。高等双翅目の環縫類(ハエ)の囲蛹pupa coarctataもこれに入る。被蛹pupa obtectaは鱗翅目,双翅目糸角類(カ,ガガンボ)や短角類(アブ)などのさなぎをさし,触角,脚,羽などは脱皮時に分泌される粘着性の物質により体表にはりついている。…
※「囲蛹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」