固体力学(読み)こたいりきがく

世界大百科事典(旧版)内の固体力学の言及

【材料力学】より

…広い分野にわたる学際的性格の強い学問であるが,その中心は物体の内力と変形の状態を理論的に求めようとする理論応力解析法である。これは,固体の運動方程式,変形の幾何学的性質を示すひずみと変位の式などを,与えられた力学的・幾何学的境界条件の下で解くことにより,物体内の応力とひずみを求めるものであって,固体力学とも呼ばれている。取り扱う材料の力学的性質によって弾性学,塑性学,粘弾性学,クリープ力学などに分けられ,また形状や力の加わり方の特徴に着目して,物体を棒,はり,板,殻などのモデルに近似し応力を求める構造力学は実用上重要であり,歴史的にみた場合材料力学はこれから出発したといえる。…

※「固体力学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android