世界大百科事典(旧版)内の固体混合の言及
【攪拌】より
…流体や粉末ないしは粒状の固体原料をかき混ぜることで,工学的にはかくはん操作またはかくはん混合操作として単位操作の一つに分類されている。狭義には,流体あるいはあまり多量でない粉粒体を含む流体で比較的粘稠でない原料を対象とする場合をかくはん,これに対して濃厚高分子溶液やグリースから粘土等に至るまでの非常に粘稠な原料を扱う場合を捏和(ねつか)または捏和混練,一方,固体の粉粒体原料を主とする場合を固体混合または単に混合と称して区別する。ただし,その区別は慣習的なもので明確なものではない。…
【混合】より
…二つ以上の異なる成分物質に適当な操作を加えて均質なものを得ること。工業的には,粘稠でない流体(気体および液体)を主とする原料を扱う混合操作をかくはん(攪拌),非常に粘稠なまたは可塑性の物質原料を対象とする場合を捏和(ねつか)といい,固体の粉粒体を主とする原料を扱う場合を固体混合または単に混合と称して区別することが多いが,その区分は厳密なものではない。 均質な混合状態(完全混合状態)とは,混合物の任意個所から採取されたサンプル内の成分割合(濃度)が,混合物全体についてのその成分割合(仕込濃度)に等しい状態をいう。…
※「固体混合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」