世界大百科事典(旧版)内の固体病理学説の言及
【体質】より
…前5世紀半ばに生まれたヒッポクラテスや2世紀のガレノスは,体質を構成する因子は体液であると考え,体液の混和の乱れが病気の原因とする液体病理学説を唱えていた。それに対してアスクレピアデスAsklēpiadēs(前124‐前60)らは,人体はアトムからなり,アトムの異常によって発病するという固体病理学説を唱えていた。いずれも,臓器,組織,細胞という知識がなく,個人の特徴を全体的に分類しようとしていた。…
※「固体病理学説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」