国ほめ(読み)くにほめ

世界大百科事典(旧版)内の国ほめの言及

【国見】より

…もと,民間で春の初めに族長を中心に高所に登り遠くを望んで農耕の場を求め,クニタマを予祝してゆたかさをねがい,共同の飲食・歌舞や性的解放などの遊びをも含めて歌垣(うたがき)ともかかわっていたらしいが,やがて,中国帝王の巡行・郊祀(こうし)などの支配観念にも刺激されてか,王権儀礼的に政治化された。国見儀礼を場として国ほめの呪言(じゆごん)的な詞章や国見歌などがあり,歌は〈出で立ちてわが国見れば〉〈登り立ち国見をすれば〉などの表現類型をもち,雲・煙・水鳥・陽炎(かげろう)・花などの呪物を形象することが多いが,しだいに儀礼性から叙景性へ展開した。いまも国見山などの地名がのこり,民俗行事も伝えられる。…

※「国ほめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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