世界大百科事典(旧版)内の国土防衛隊の言及
【在郷軍人会】より
…第2次世界大戦中は兵士の動員準備,銃後の戦争協力などの活動とともに,翼賛壮年団の幹部や大政翼賛会の推進員に在郷軍人が進出し,翼賛体制を地域社会で下支えする役割を果たした。戦争末期には本土決戦に備えて在郷軍人の精鋭による国土防衛隊が設置されたが,45年8月,帝国在郷軍人会は敗戦とともに解散した。在郷軍人会が戦前戦中の日本社会にこのように大きな影響力を保持した一つの理由には,地域のサブリーダー(中堅人物)となる青年層を国家主義,軍国主義教育によって町村軍人分会幹部として養成することに成功したことが考えられる。…
※「国土防衛隊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」