世界大百科事典(旧版)内の国家理由の言及
【国家理性】より
…フランス語のレーゾン・デタraison d’État(イタリア語ではragione di Stato)の訳語。国家理由とも訳される。この言葉は16世紀のヨーロッパで初めて唱えられ,ある人はそれを〈支配権力を樹立,維持,拡大したりするのに適した手段の認識〉と規定し,他の人は全体の利益のために日常的な法や倫理を超える支配者の特権,さらには国家の基本原理や国制を守るための指針を指すとするなど,きわめて多義的であった。…
※「国家理由」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」