世界大百科事典(旧版)内の国富調査の言及
【国富】より
…国民貸借対照表の構造からも明らかなように,国富とは,居住者の所有する各種の(固定資本消費の累計額を控除した後の)純有形資産と非金融無形資産の合計に非居住者に対する金融請求権を加え,非居住者に対する負債を差し引いた大きさに等しい。
[国富調査]
日本の公的機関による国富調査は,表に示すように第2次大戦前に8回,戦後に4回(1965年の小規模調査を含め)行われている。それらの調査で用いられた国富の概念には〈広義の国富〉(戦前)と〈狭義の国富〉(戦後)概念が区別されるが,いずれも上述の国富概念とは相違するので直接の比較は難しい。…
※「国富調査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」