国民保険(読み)こくみんほけん

世界大百科事典(旧版)内の国民保険の言及

【医療保険】より

…日本ではおおむね,そのときどきの必要に応じた制度を漸次創設し,それがそのまま今日におけるいくつかの制度の分立状態につながっているといえる。 それらは,被用者を対象とする被用者保険の体系と被用者以外の人々を対象とする国民保険との二大体系に大別できる。そしてその際,労働者保険の伝統によって被用者優先となり,いずれの被用者保険にも加入しえない人々をまとめて国民保険=国民健康保険で一括するという形になっている。…

【簡易保険】より

…一般に,加入時の診査を省略した月払い,または週払いの集金体制をとる小口保険をいう。イギリス,アメリカの産業(労働者)生命保険industrial life insurance,ドイツの国民保険Volksversicherungがその代表的なものである。イギリス,アメリカの場合,現在では普通生命保険ordinary life insuranceにも月払いが採用され,両者の違いはほとんどなくなっている。…

※「国民保険」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android