世界大百科事典(旧版)内の国民産業奨励協会の言及
【第一帝政】より
…さらに戦勝による外国からの償金,従属国からの軍備補償費などで軍事費を補い,〈戦争は戦争をやしなう〉という原則を守ろうとした。フランスでは革命前から工業の技術革新が開始されていたが,アミアンの和約が破棄されたころからナポレオンは工業の生産力増強に意欲を示し,〈国民産業奨励協会〉を設立して技術と工業の共同組織化をはかり,技術学校設立,共進会開催,賞金設定などによって産業の育成にあたった。征服による市場拡大とか軍需生産の増強もフランス産業の発展を助けた。…
※「国民産業奨励協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」