国際粗鋼組合(読み)こくさいそこうくみあい

世界大百科事典(旧版)内の国際粗鋼組合の言及

【鉄鋼業】より

…そして,第1次大戦後のドイツ鉄鋼業の再編成過程で,ヨーロッパ最大のトラストである合同製鋼会社が誕生した(1926)。また同年にはベルギー,ドイツ,フランス,ルクセンブルクおよびザールの鉄鋼業者グループにより国際粗鋼組合が結成され,鉄鋼輸出価格の安定化が企図され,さらに32年には,ドイツ,フランス,ベルギー,ルクセンブルクの4国間で国際粗鋼輸出組合が結成され,のちにイギリス,アメリカの鉄鋼企業も参加して文字どおり国際鉄鋼カルテルに発展した。
【日本の歴史】
 日本における近代的鉄鋼業は,釜石(岩手県)の洋式高炉の操業(1857)に始まるが,本格的には官営の八幡製鉄所の設立(1896年製鉄所官制公布)によってもたらされた。…

※「国際粗鋼組合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」