世界大百科事典(旧版)内の国際銀行ファシリティの言及
【ユーロダラー】より
… こうした状況のもとで81年12月アメリカ国内においても,ニューヨーク所在銀行を中心にして一種のユーロダラー取引が認められた。これは〈国際銀行ファシリティInternational Banking Facility(IBF)〉と呼ばれる制度であり,アメリカの銀行も国内で行う純粋の対外金融取引を国内金融取引と分けて記帳し,この種対外金融取引に関しては預金金利規制や準備率規制の適用あるいは州税の徴収が免除されるという仕組みである。このIBF制度の発足によって,地理的にアメリカに近いユーロダラー市場は大きな影響を受けるようになった。…
※「国際銀行ファシリティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」