世界大百科事典(旧版)内の土佐楮の言及
【楮紙】より
…コウゾの靱皮繊維は,長さ5~20mmほどで,強靱で絡みやすいので,薄くとも容易に破れないじょうぶな紙ができる。コウゾの年生産額は約400t(黒皮換算)程度といわれるが,その半分ほどを高知県で産し(土佐楮),ほかに茨城(那須楮)・島根(石州楮)・長野・福岡県などが多く,それぞれ優れた特色をもっている。土佐楮は種類が多く,その区別も厳密で,剝皮(はくひ)・水洗・晒(さらし)などの原料処理もていねいに行われている。…
※「土佐楮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」