世界大百科事典(旧版)内の土地ブームの言及
【不動産業】より
…一方,1968年の三井不動産による日本初の超高層ビル〈霞が関ビル〉の完成を皮切りに,大手民間不動産会社による超高層ビルの建設が始まり,大手は従来のビル賃貸業から都市再開発を推進するデベロッパーへの転身が進んでいった。 しかし昭和40年代後半になると,1971年のドル・ショックとこれに続く金融緩和,〈日本列島改造論〉によって刺激された土地ブームのもとで,大小を問わず不動産業者は土地買いに殺到し,土地価格は暴騰してインフレ状態がもたらされた。こうした状況のもとで昭和40年代末から金融引締政策とともに,各種の土地開発規制策がとられるようになり,不動産業をめぐる環境は激変してきた。…
※「土地ブーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」