最新 地学事典 「土壌酸度」の解説
どじょうさんど
土壌酸度
soil acidity
土壌溶液中に存在し解離して水素イオンを生成する「酸」と,土壌粒子に吸着している水素イオンおよびアルミニウムイオンを合計した土壌中に存在する「酸」の総量。塩類溶液で土壌から酸を抽出し,アルカリで滴定して求められる酸量を滴定酸度といい,その大部分は交換性水素イオンおよび交換性アルミニウムイオンによる。滴定酸度には,1)強酸塩の塩化カリウム溶液で浸出される交換性アルミニウムイオンに基づく酸度(交換酸度),2)弱酸塩の酢酸カルシウム溶液で浸出される交換性水素イオンと交換性アルミニウムイオンの両イオンに基づく酸度(加水酸度),3)塩化バリウム-トリエタノールアミン溶液(pH8.2)で浸出される交換性水素イオンと交換性アルミニウムイオンの両イオンに基づく酸度(2)よりも大きい酸度を示す)がある。
執筆者:岡崎 正規
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

