土曜半休(読み)どようはんきゅう

世界大百科事典(旧版)内の土曜半休の言及

【休日】より


【日本の週休制】
 日本の工場法(1911制定,16施行)は,婦人・年少労働者に対し〈毎月少クトモ2回ノ休日ヲ設ケ〉るべし(7条)としたが,これは商人・職人層のもとでの〈1日・15日休み〉といった伝統を,日本資本主義がようやく再確認したものといえよう。週休制は明治初めに官庁に導入され(1874年日曜休み,76年土曜半休),給料生活者の階層にしだいに普及していくが,工場労働者,とりわけ中小企業労働者の場合は,第1・第3日曜休みといった月2回休日制が,第2次大戦にいたるまで一般的であった。 労働基準法(1947制定)は,1日8時間・週48時間の規制(32条)と並んで週休制を初めて法制化(35条)したものであるが,現実には1960年代後半の労働力不足期までは,商店,零細企業では毎日曜休むということはなかった。…

※「土曜半休」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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