地主様(読み)じぬしさま

世界大百科事典(旧版)内の地主様の言及

【地主神】より

…ともに地主神を守護神としてまつった例である。また,民間では〈地神(じがみ)〉〈地主様(じぬしさま)〉と称して,屋敷神とか土地開拓の神,あるいは先祖の霊などをまつった例がしばしば見られる。土地神【大井 鋼悦】。…

【土地神】より

…作物季節の導入者である雨竜が目覚める日と,土地神の誕生日が同時に考えられていることは,きわめて興味深い。【直江 広治】
[日本]
 土地の神は日本では,ジガミ(地神),ジジン,ジノカミ(地の神),ジヌシサマ(地主様)などと呼ばれ,屋敷神のほか畑の隅や村の辻などに石塔や石碑をたててまつられる。屋敷神としての地神は今日では主に土地や屋敷の守護神とされているが,一方で開発先祖や祖霊をまつったものという所や,人が死んで33年あるいは50年たつと地主様になるという伝承もある。…

※「地主様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」