世界大百科事典(旧版)内の地場流通の言及
【野菜】より
…それは交通・輸送の発達,卸売市場の整備とあいまって広域大量流通体系に沿った適地適産,専作規模拡大による主産地形成であり,生産力の向上と供給の安定化に大きく貢献している。しかし反面,輸送コストの上昇,大規模卸売市場の集散市場化と転送荷の増大,消費者の鮮度要求の強さ(葉菜類などの軟弱野菜にはこの傾向がある)などから,小回りのきく地場流通(地場生産,地場消費)が再評価され,その振興も進められている。
[価格安定対策]
野菜の生産は,技術が進歩したとはいえ,天候に支配されるところが大きい。…
※「地場流通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」