世界大百科事典(旧版)内の地形営力の言及
【浸食作用】より
…もとは〈おかし,むしばむ〉の意で侵と書いた。土地に働きかけて地形を変化させる作用(〈地形形成営力〉または〈地形営力〉という)のうち,内部から働く地殻運動や火山活動を内作用,外部から働く風,雨,河川,波などおもに太陽エネルギーに基づく作用を外作用とするが,浸食作用は後者に属する。外作用による地形営力は浸食,運搬,堆積の3作用から成る。…
【地形】より
…斉一説の〈現在は過去への鍵である〉とする説明のように,現在の地形は地質時代を通じて続けられてきた地形変化の最後の結果なのである。 地形を変化させる作用には地球内部から働く〈内作用〉と外部から働く〈外作用〉とがあり,地形形成作用(地形営力)と呼ばれる。とくに外作用は風,水など太陽エネルギーの変形による諸現象が地形に作用し,浸食・運搬・堆積を繰り返し,河成地形,氷成地形など営力の種類ごとにそれぞれ特徴のある地形を残す。…
※「地形営力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」