地獄観(読み)じごくかん

世界大百科事典(旧版)内の地獄観の言及

【地蔵】より

…11世紀の中ごろ三井寺(園城寺)の僧実睿が民間地蔵説話を集成した《地蔵菩薩霊験記》は後に散逸したが,その説話の多くは《今昔物語集》巻十七に再録されており当時の民間地蔵信仰の特色をうかがうことができる。功徳の集積が容易な貴族たちの間では死後の地獄の恐怖がさして切実でなく,地蔵への関心が薄いのに対し,浄土往生の功徳を積むすべのない民衆の間では,〈地獄は必定〉という深刻な地獄観の下で,地獄に入って人々の苦しみを代わり受ける地蔵の信仰が発達し,〈ただ地蔵の名号を念じて,さらに他の所作なし〉といった地蔵専修さえ成立したのであった。鎌倉時代になると,法然,親鸞らの説く他力易行の浄土教が民間にひろまり,阿弥陀専修の立場から地蔵信仰否定の動きもみられた。…

※「地獄観」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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