世界大百科事典(旧版)内の地詰帳の言及
【検地帳】より
…そのため検地帳は貴重な史料として研究者に利用されており,太閤検地論争は検地帳の研究の一つの成果である。地押帳,地詰帳,縄打帳などと表記された帳簿も,初期検地の研究では一括して検地帳と呼ばれることもあり,また初期検地では検地帳と表記された帳簿でも,それが実際に縄入れされた検地結果であることに疑義がもたれる検地帳もある。【葉山 禎作】。…
【地押】より
…丈量の方法は検地と同じであるが,田畑・屋敷地の品位・斗代(とだい)は従前のままとし,単に縄・竿を入れて実際の面積を測り従前の検地帳記載面積とのくいちがいを修正する略式の検地をいう。その結果を記した帳簿を地押帳または地詰帳といい,記載様式は検地帳と同様である。地押は隠田(おんでん)の告訴があった場合,事故があって村方から願い出があった場合,あるいは論争となった土地を実検する必要が生じた場合などに行われた。…
※「地詰帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」