地震学的データ交換会議(読み)じしんがくてきでーたこうかんかいぎ

世界大百科事典(旧版)内の地震学的データ交換会議の言及

【核実験】より

…核実験の探知・識別には地震計が使われるが,米ソは核実験と自然の地震の区別が不可能との理由で条約から地下実験を除外しようとした。そのような口実を与えないために,スウェーデンが技術的検討を提唱し,65年〈核実験探知クラブ〉(地震学的データ交換会議)が設けられ,68年には非政府代表の専門家会議が開かれ,マグニチュード4.75以上の地下実験は探知・識別が可能という結論を出した。 これを受け,スウェーデンなどが各種の実験制限・禁止案を提案したが,部分的核実験停止条約調印後およそ10年目に米ソが合意したのは〈地下核兵器実験制限条約〉(TTBT,1974年7月3日調印)と〈平和目的地下核爆発制限条約〉(PNET,1976年5月28日調印)であった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」